【エレキバイオリン】爆音だけでない!逆に静音で練習費が年間10万円浮く

「バンド」と「バイオリン」の経験・知識を持った人間として、ノウハウをお伝えするこのサイト。

今回はエレキバイオリンについて書きたいと思います。

結論、私はYAMAHAのサイレントバイオリンを10年以上前に購入してずっと重宝しています。

(メインの「初号機」、雨・汗・酒なんでも来いの「参号機」と並んで「弐号機」と呼んでます)

真ん中がサイレントバイオリン(撮影した2012年から変わらず所有の愛する3台)

理由はふたつ。爆音を出せることはもちろん、それ以上に夜も家で練習が出来ることです!

ヤマハ | SV250 - サイレントシリーズ - 概要
アコースティックバイオリンの演奏表現をそのままライブハウスや屋外ステージへ。エレクトリックバイオリンの機能を集約したステージモデル。(本体・専用コントロールボックスのみ)

特徴その① 生音がとても小さく、夜も家で練習できる!

先にこちらの特徴について書きましょう。

私はマンション暮らしです。(通勤や演奏活動のためにも、都会に近いところに住みたいので・・・)

一戸建てならまだしも、仕事終わりの夜にバイオリンの練習をしようとすると、ご近所への音漏れはすごく気になりますよね。

バイオリンって、思ったよりも音が大きくて、近所迷惑になりがちです。

私がエレキバイオリンを買って10年近くになりますが、一番重宝する理由は「静音」です。

弾いて最初にビックリすると思うんですが、エレキの多くはスッカスカの生音です。でも

このスッカスカの音しか鳴らないのが良いんです!

  • 防音の設備を家に買うとなると数十万~百万円以上
  • 防音の外部の部屋(スタジオ)を時間借りすると、1時間で500~1000円くらい
  • お隣さんと距離がある一戸建てに引っ越す・・・なんて無理

例えば週に1回、2時間スタジオを借りるとします。

交通費も概算で合わせると2000円/週くらいでしょうか。

そうすると年52週として104,000円です。なんと年間十万円を超えます。

私は約10年間、エレキバイオリンを重宝しているので・・・百万円も得している?

そんなことを思って、この子に感謝している訳です^^

特徴その② スピーカーに繋げば爆音も出せる、バンド演奏の最強の味方!

このページを読んでいる皆様の本来の目的はこちらでしょうか。お待たせしました!

スピーカーに繋ぐことで、大音量を鳴らすことが出来ます。

「ピンマイク」で音を拾うよりも、気兼ねなく大音量を鳴らすことが可能です。

もっと言えば、下記のような「エフェクター」を繋いで、音色を調整したり変化することも容易です。

私は音を歪ませる「オーバードライブ」のエフェクターを繋いで、ギターのような音を出す試行錯誤もしました。

これについては、またの機会に記事を書ければなと思います。

どちらがよい?「普通のバイオリン&マイク」vs「エレキバイオリン)」

ここまで来て、「あれ?でもマイクを使えば、普通のバイオリンを使って大音量で演奏できるんじゃないの?

と思ったあなた。その通りです!

マイク使用でも、エレキバイオリンでも、爆音での演奏は可能です。

ただし、それぞれ長所・短所があります。簡単にまとめてみました。

バイオリン&マイクエレキバイオリン
(サイレントバイオリン)
メリット・本来の音色を活かせる
・買い足すものがマイクのみ
・『ハウリング』が起きにくい
・よって大音量下でも負けない音量を出せる
・エフェクターによる音の加工が容易
・夜間の練習用としても使える
デメリット・ライブハウスなどの小さな部屋や
 スピーカーの近くだと、「キーン」
 「ボーン」など耳障りな騒音である
 『ハウリング』が起きやすい
・エフェクターの利用ハードルが高い
・楽器本体の振動を電気信号に変える
 (ピエゾ式)ため、マイク集音と比べ
 バイオリン特有の豊かな音色に劣る
・生音や演奏感が独特で、慣れが必要
「普通のバイオリン&マイク」vs「エレキバイオリン)」

用途をイメージして、「夜間練習にも使いたい」「バンドメンバーや演奏場所が爆音」であれば

エレキバイオリンを検討する価値は十分にあるかと思います。

そしてそのような人は、是非次に説明するYAMAHAなどを、お店で試奏してみることをおすすめします。

おすすめ YAMAHAのサイレントバイオリン

ヤマハ | SV250 - サイレントシリーズ - 概要
アコースティックバイオリンの演奏表現をそのままライブハウスや屋外ステージへ。エレクトリックバイオリンの機能を集約したステージモデル。(本体・専用コントロールボックスのみ)

私のおすすめは。YAMAHAのサイレントバイオリンシリーズです。

理由は、「生のバイオリンに近い音をイヤホンやスピーカーから鳴らす」ことを目指して設計し作られているからです!

先ほどの表にも書きましたが、エレキバイオリンのデメリットのひとつに

バイオリン特有の豊かな音色が損なわれる傾向があります。

ゴリゴリのロックばかりやるのであれば問題ありませんが、多くの方は、

なるべく生のバイオリンと近い音で演奏したい、と思う場面も多いはずです。

サイレントシリーズは周囲に聞こえる音量を大幅に抑えながら、豊かな音色をお楽しみいただけるシリーズです。

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/strings/silent_series/index.html

YAMAHAは上記のような思想で、この楽器を設計しています。

イヤホンやスピーカーからは、バイオリン本来に近い豊かな音を出してくれるということですね。

私が買ったのは、10年前のラインナップであったSV-200ですが、現在は廃盤です。

2022年現在のラインナップを見ると。

  • YSV104はステージでの演奏に不向きです
  • SV250をおすすめします

『ラインアウト、BALANCED OUT』に対応しているので、ステージでの演奏ができます。

ヤマハ | SV250 - サイレントシリーズ - 概要
アコースティックバイオリンの演奏表現をそのままライブハウスや屋外ステージへ。エレクトリックバイオリンの機能を集約したステージモデル。(本体・専用コントロールボックスのみ)

最後に、YAMAHAのサイトにも掲載されているサンプル動画を貼り付けておきますので参考にしてみてください。

このページは以上です。

エレキバイオリン(サイレントバイオリン)の活用で、よりバンド活動を楽しんでください!

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